耐震・検査機関
「産業振興と管理・監督が2分化されていなかったのではないか」中川政調会長が今朝のNHK”日曜討論会”での発言です。

 その他、抜き取り検査の必要性、専門家によるダブルチェックが必要・資格制度・国民の安心・安全の部分にも競争原理を働かせるのは問題・・などなどの論題が出ていますが・・これは確かに今後の課題でしょうが。

 昨日のNHK・耐震に関する特別番組を見て思ったんですが、
「検査機関の制度」がいかにめちゃくちゃであったかが改めて浮き彫りになりました。

 たどたどしい独り言も交えて述べますと、
●要は自治体の殆どが専門家によるチェックでは無く、一般職員による形式的な”書類が整っているか”をチェックしただけのようにも思えました。

●今回の問題が明らかになってから、ようやく専門ソフトを導入したのですから、これまでは全く”誰にもできた”検査方法しかやっていなかったんじゃ?なぜやらなかったの?となる訳です。

●それにソフトを導入したことで、中身はチェックできるようになるのではないかなどという認識にもなりうる甘さが見え隠れします。

●構造計算を常時している専門家ではなくとも、その原理を理解していることが大切なのであって、決してソフトの使い方を知っていれば済む問題では無いと思うんですが、その指導は全くしていないのでは?とも思いました。

●さらに、そのソフトに必要な値を入力するのに、非常に手間がかかり、記憶が定かではないが3日かかって4件?しか進捗できないという内容でした。

 それがどの程度の能力のある方が携わった結果であるかは別としましても、”俄か調査員”では初期値が正しいかどうかの確認が大切ですから、恐らくそれ以上手間がかかると見てもよいかとも思えます。
 つまり、どれだけ手間がかかるかは予め解っていたはずで、ひょっとしたら、民間に任せた方が自分達(公務員の職務体系にも問題)は楽だった・・などという心理が働いたかどうかは不明です・・
 そういう指導で行われた訳ですから民間もいい加減でもさもありなん?
 
 そこで民間検査機関のERIに至っては、「問題が要所要所で指摘されつつ」それを共有するシステムも、その対応も全く検討されていなかったのですからこれは普通の企業としては機能していなかったというお粗末なものでした。

 同時に番組に出ていた誰かはどうでもいいが、「なぜこういうことになったか」という質問に対して
 「顧客サービスを優先した結果」などと・・・ああ 情けなや 顧客とは誰?
 顧客サービスを優先しなかったからでしょ!!

 声を大にして言いたい!企業の真髄は「最終顧客」にいかにサービスをもたらすかが、大きな課題であり、(この場合ですと実際マンションを購入する方が顧客)その満足を達成できた企業が伸びるわけで、この人大丈夫?って思ってしまいました。

 耐震で問題になっているマンションの理事長が「効率というより、儲けを追求した結果」という指摘・・・正にその通りじゃないんでしょうか。

 効率とは本来無駄を省くという言葉ではなかったかと・・そこで辞書を引きましたよ・・あやっ 能率と同じような??これじゃあかんわ 

 どちらにせよ、出来あがる製品の質を落とさず(同等品以上)をいかに効率よく創るかということであって、手順だけを省くことでは決してあってはならないはずでしょ。
 番組に何しに出てきたの?って言いたい!
また冒頭に出た、安心安全を競争原理に持ち込んだのが悪い?・・・これもおかしい。競争原理とはなんぞや・・この発言もこの”効率”と”顧客”の考え方の認識の違いに等しい・・と思うわけ。

 それにしても、今まで全く検査機関が本来の仕事をしていなかった訳ですから、どういうことになりますか・・・

 やはり構造専門家の地位の確立も一つでしょうね。意匠設計と一緒じゃ問題です。
そして必ず誰が設計したかを公表する。そしてある程度の権限を与えることも必要でしょうね。勿論ダブルチェック機能を考慮---検査機関なんていらない!・・・そんな発想も出てくるかもしれません。

 しかし、検査機関ばかりではなく、基準となる数値のあり方、あるいは問題ですよねー公有地がらみの疑惑・・・ホテルがなぜバンバン建つのか・・まだまだ出ますよ。

(この記事は前ブログからそのまま移行したものです。尚TB、コメントにつきましては移行できませんでしたのでご了承下さい。)

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